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花と緑の専門出版社
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肥料について
 
肥料の種類ごとに用法を守り、ほどほどに施します。
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■私たちを含めてすべての動物は食べることで栄養分を確保しています。植物の場合は、根から吸収した各種の養分と、葉*気孔(から吸収する炭酸ガスをもとに、光のエネルギーを利用して栄養分*有機物(を作っています。植物の根から茎、葉、花にいたるまで、すべてがこの光合成の成果物から生まれたものです。
植物のからだをよく調べてみると、16種類以上の元素からできていることが分かります。自然界ではその全ての元素を根や葉から吸収しているわけですが、古くからある焼畑農業に見られるように、草木灰や植物や動物の死がいなどが植物の生長を盛んにするktoga分かっていました。これを積極的に利用したのが“肥料”になったというわけです。
植物のからだを構成する物質で特に多く見出される物に、窒素N、リンP、カリウムK、硫黄S、カルシウムCa、マグネシウムMgなどがあります。これらを特に大量要素と呼びます。
硫黄以下3つの要素は、普通の自然界には十分ありますから、肥料として重要なのは前から3つの要素ということになります。そこで、これらを特に“肥料の3大要素”と呼んでいます。この3大要素は、肥料として施すと大変恋うかが上がります。一般的に販売されえT利用できる肥料は、この3大要素の補充が目的になっています。
肥料には、さまざまな種類があります。堆肥や腐葉土など、生物起源の肥料だけでなく、最近では化学的に作られた肥料もたくさん利用されています。また、少しずつ溶け出す緩効性肥料と、すぐに溶けてその効果を現す速効性肥料があります。さらに液体の肥料や棒状のもの、錠剤に加工したものなど、肥料の種類は数え上げたらきりがありません。
肥料は植物の生長を助けるものです。しかし、その利用の方法を間違えると、植物を枯らすことにもなります。肥料の種類ごとに、その用法を守って、ほどほどに施すのが施肥のポイントになります。
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肥料の3大要素
■窒素N、リンN、カリウムKは、“肥料の3大要素”と呼ばれ、植物の生長には特に重要な栄養分です。窒素は葉肥として、葉や茎の生長を促します。リンは花肥や実肥として花や実の生長を助け、花数を増やし実を豊かにします。カリウムは根肥として根や球根のS生長を促進し、植物全体の生理作用を調整し、病気に対する抵抗力を強化します。
N 窒素
働き
葉や茎の生長促進(葉肥)
不足状態
・葉色が悪くなる。
・葉や茎の色が薄くなる。
・枝分かれが起こる。
過剰状態
・茎が伸びすぎ軟弱になる。
・結実が少なくなる。
要素を含む無機質肥料
硫安、塩安、硝安、尿素 等
要素を含む有機質肥料
油カス、魚粉 等
P リン
働き
花や実の生長促進(実肥・花肥)
不足状態
・開花や結実が遅れる ・花数が少なくなる。
 
過剰状態
・特になし
 
要素を含む無機質肥料
過リン酸石灰 等
要素を含む有機質肥料
骨粉、鶏フン 等
K カリ
働き
根や球根の生長促進(根肥)
不足状態
・根の発育不良
 
 
過剰状態
・特になし
 
要素を含む無機質肥料
硫酸カリ、塩化カリ 等
要素を含む有機質肥料
草木灰 等
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施肥のチェックポイント
<肥料不足>のサイン
・葉や茎の色が薄くなる。
・茎が弱くなる。
・葉に黄色の斑点ができる。
・生長が遅くなる。
・害虫や病気に対する抵抗力が弱まる。
・花の色が薄くなったり、花が小さく貧弱になる。
・花がつかなくなる。
・下の方の葉が早く落ちる。
<肥料過剰>のサイン
・鉢土の表面や鉢に、施肥による白カスが出る。
・夏期の生長が止まり、冬期にひょろ長く伸びるなど、植物本来の生理に反する生長の仕方をする。
・葉がしぼむ、奇形になる。
・葉に黄色の斑点ができる。
・葉の緑色が焼けたような色になる。
肥料の種類
■肥料には、植えつけや植え替えの時にあらかじめ鉢土に混ぜておく元肥と、生長中に肥料不足を補うために与える追肥があります。根づきから初期生長を助ける元肥は、鉢花では緩効性肥料を用います。追肥には、鉢土の上に固形肥料を置く置肥と、水で薄めて用いる液肥の2つのタイプがあります。
さらに、花の終わった後や果実の収穫に与える「お礼肥」があります。
肥料の施し方
■肥料は、液体(濃縮)、水に溶かして用いる粉末、錠剤、丸薬、棒状などさまざまな形態があります。施肥の方法は、こうした肥料の種類や植物によって異なります。
液体や水溶性の粉末のものは、水やりの際に水で薄めて与えたり、また霧吹きで葉に吹きかけると元気のない葉に即効性があります。錠剤は棒などで土に押し込んでおくと、少しずつ養分が鉢土とけ込みます。棒状の肥料は、鉢土の端に差し込むと成分が溶けやすくなります。いずれのタイプも鉢土が湿っている状態で与えることが大切。ミネラル濃度が高いために、鉢土が乾いていると根が焼ける原因になります。
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